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特命リサーチ200X編

NTV系のTV番組 「特命リサーチ200X」で紹介・特集されたオーパーツ
F.E.R.C Research Report - Report No.1880 「オーパーツ アショカ・ピラーの謎を追え!」より

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錆びない鉄柱 アショカ・ピラー  

インドのメラウリにあるイスラム教寺院「クトゥブ・ミナール」には、アショカ・ピラーといわれる
鉄柱(高さ9m(地上に6.9m/地中に2m)/直径44cm/重さ6トン)がある。サンスクリット語の
碑文、鉄柱頭の部分がアマラカ様式であることから、1500年前にアショカ王により平和祈願を
目的として製作されたものと推定される。

驚く事にこの鉄柱は1500年以上、熱風とモンスーンなどの強い風雨にさらされながらも
これまで錆びたことがない。鉄にとって錆は宿命的なもので、現在の技術では、ステンレスなどの
合金加工でそれをしのぐ方法しか発見されていない。ところがこの鉄塔は、99.72%という高純度の錬鉄で
作られており、α鉄に属する唯の不純物を多く含有する鉄に過ぎない。つまり簡単に錆びてしまうのだ。
(ステンレスは、ニッケルやクロムを多く含んでおり、1914年にドイツで発明されている)
にもかかわらず錆びていないのは不純物であるリンにあるという。

熱い鉄を叩くと鉄に含まれるリンが表面に押し出されて鉄と結合してリン酸鉄を
作り出す。それが表面を覆って防サビ効果を上げていたのである。
インドで産出される鉄鉱石のリンの含有量は、オーストラリアや南アフリカに次いで多くなっていることが分かった。
さらに、古代インドでは鉄を熱する際に、リンを含むカッシア・アウリキュラータの根を炉の中に加えていたという。

メカニズムが解明された現在では、既にオーパーツという意味では違うかもしれないが
アショカ・ピラーは鉄を叩いて作る製鉄技術とリンを含む鉄鉱石、カッシア・アウリキュラータの根という要素が
重なってできたインドの歴史的遺産なのである。
また、この鉄柱に背中を押しつけ、両手を回してつかむと幸運に恵まれるという言い伝えがあり
観光名所としても有名な場所である。

特命リサーチ「オーパーツ アショカ・ピラーの謎を追え!」   


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